どきどきしながらの第一回体験講座「ひとりひとりの“リカバリー”を考えよう」
“リカバリー”ってなんだろう・・
わかるようなわからないような、“リカバリー”。
リカバリーカレッジKOBEのキックオフは、「当事者、家族、支援者など、いろんな立場から、今の“リカバリー”に対する思いを語っていただき、みんなで自分の“リカバリー”について考えてみよう!」をテーマに開催しました。
リベママさんからは、家族の立場から、精神疾患をもつ息子さんとご家族がどのように病気と向き合ってきたか、その経緯を丁寧に語っていただきました。長い時間をかけて「病気があることから」ご家族みなさんが大切なものを得てこられたお話からは、言葉で言い表すのは難しい、静かで確かな希望を感じさせていただきました。
リカバリーカレッジKOBE副代表の当事者かっちゃんからは、「リカバリーカレッジから未来を感じられるようになる!みなさんもぜひ!」と、学長さながらのPRをいただきました。
ゲストの【リカバリーカレッジ立川】小松学長ともんちさんは、オンラインでの登壇で、二人がどんな風にリカバリーカレッジを創ってきたか、どんな風に関わっているか、絶妙なかけあいで楽しくゆるくお話しいただきました。
後半は、“リカバリー”ってなんだろうについてのグループワークです。
色々な立場の方が入り交じり、初対面の人がほとんどの中ではじめは戸惑いを感じながらも、まもなく活発な話し合いに会場が沸き立ちました。
「リカバリーについて学べたかはわからないけれど語り合えたことがよかった」
「支援する、支援される関係ではないのがリカバリーの過程。わからないことはわからないという正直さが大切」
「当事者・支援者の区別なく、共に気づきを得ていく場所」
「正直に言うと居心地の悪さはあったけれど、逆にとても新鮮だった。立場を超えて対等にリカバリーについて語り合う機会から新たな発見もあった。」
などなど、参加者おひとりおひとりから、対話の中からの気づきを得られたというような声をいただきました。
手探りの中から沢山の方々の力をいただいてこぎつけた第一回体験講座。
定員の30名は早いうちに満員御礼、ご協力いただいた方々のご参加も含め43名の方々に参加していただきました。
「リカバリーカレッジKOBE」への期待を感じてくださっている方々がたくさんいることを感じられたとてもうれしい時間でした。
12 月19日には第二回体験講座、そして3 月には正式な開校が待っています。
楽しくゆるく、また参加したい!って思っていただける場所をつくっていきたいと思います。
(よしこ)