病気や大きなストレスを抱えたとき、人は様々な生きづらさに直面することになります。
リカバリーカレッジでひとりひとりが目指す「リカバリー」は、病気が治ることや症状が軽くなることだけでなく、たとえ制限があったとしても、そのときそのときの自分が満足でき、希望を持ち自分の生活をデザインしながら成長していく過程で、自分の人生に新たな意味と目標を見出していくことであり、パーソナル・リカバリーとも呼ばれています。
2009年から英国で行われている新しい精神保健サービスの一つです。
リカバリーを促進する実践方法として、現在までに日本を含めた22か国以上で実践されています。
リカバリーカレッジは、講師も学生も運営も様々な立場の人が仲間となって共同創造(コ・プロダクション)する学びの場です。
学びたい人が主体的に集まって、知恵や経験を共有しながら、ひとりひとりが自分のリカバリーのために必要なことを学んでいきます。
【参考文献】
『リカバリーカレッジの理念と実践例(リカバリーカレッジガイダンス)』
『リカバリーカレッジの10年』